○勝栗(かちぐり:搗栗)
ブナ科の栗の実を殻のまま干して、殻と渋皮を取り除いた製品。岩手県の一部では押栗とも呼ばれる。小ぶりなシバグリで作られることが多い。
「勝ち」に通じることから出陣や勝利の祝い、正月の祝儀などに用いられてきた。現代では選挙、受験、競技などのときの演技担ぎなどに人気がある。
日本では野生のシバグリが多くみられる岩手県、長野県、宮崎県などが主産地であるが、中国、韓国からの輸入も多い。
【製造方法】
クリを生のまま天日で乾燥し、臼でついて砕き甘皮と渋皮を取り除く。
【保存と利用方法】
湿気のないところで、袋か瓶で常温保存する。利用するときは、重曹を少々溶かした水に2~3時間浸けて、中火で豆と同じように煮る。
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