2015年6月4日木曜日

麻の実

○麻の実(あさのみ)

 アサ科の一年草であるアサの実を乾燥させて炒った製品。七味唐辛子やがんもどきを食べたとき、プツンと歯に当たる種が麻の実である。最近はがんもどきなどに入っていることは少なく、懐かしい食品のひとつである。

【生態】

 原産国は中央および西アジアである。アサはおもに繊維をとるために栽培されているが、実は食用にもされる。そのまま噛むと独特の香りがあり、軽く焼くとより香ばしくなる。実には少量の麻酔性物質があるため、日本ではアサの栽培をすることは禁止されており、販売されているものは発芽しないように炒ってある。近年はほとんどが輸入品である。

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