2015年6月13日土曜日

荏胡麻

○荏胡麻(えごま)

 シソ科の一年草であるエゴマの実を乾燥させて煎った製品。近年の健康志向の高まりにともない、リノール酸やオレイン酸を豊富に含んでいるとして、エゴマの種子から搾った荏油が注目されている。

 町おこしとして福島県、長野県などで製造販売しているが、生産量が少なく高価なため、まだ多くは普及していない。名前からしてゴマの仲間だと思われがちであるがゴマではなく、シソの近縁である。

【生 態】

 インド・中国の原産とされてる。「荏」、「十念」と呼ぶ地域もある。煎ってそのまま飾りとして利用したり、油をとるために栽培されている。韓国では葉を焼肉と一緒に食べるのが一般的である。長野県、岐阜県などでは、種をすりつぶし「荏胡麻味噌」として五平餅に塗って食べられている。ゴマと同様に使えるが、皮がかたいので煎ってから調理する。

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