2015年8月4日火曜日

竹の皮

○竹の皮(たけのかわ)

 イネ科タケ亜科の多年生常緑木質植物であるタケの皮を乾燥させた製品。竹の皮は保水力、殺菌性にすぐれ、包んだものが腐りにくく、乾燥、変色しにくいため中華粽やおにぎりの保存うってつけである。

【名 称】

 地下茎から出た若い芽はタケノコとして食用するが、タケの皮は食べ物の包装や傘、ぞうりの表などに利用されている。タケの皮は、葉鞘の発達したもので、成長すると自然に落ちる。竹の中でも大型のモウチクソウの皮が用いられることが多い。そのほか、マダケの皮は平滑で黒い斑紋があり、毛がなく滑らかなものが多いため、包装用に利用されることが多い。

【保存と利用方法】

 竹の皮にはフェノール物質の抗菌作用があるが、湿気があるとカビが生えてしまう。湿度に注意すれば数年使うことができる。また、電子レンジでそのまま加熱、解凍することもできる。乾燥しすぎても、10分くらい水に浸し、水分を適度に与えれば軟らかくなる。

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