○笹の葉(ささのは)
イネ科の笹の葉を煮沸し乾燥させた製品。7月7日の七夕になると笹の葉で笹粽をつくる家庭もあって、笹は季節を感じさせてくれる食材のひとつである。笹粽は、笹の葉を三角推の筒状にして、糯米を入れ蒸したものである。スゲを煮沸し乾燥させたものを紐にして結んで閉じる。笹の葉は保存性を高めるとともに、やわらかさと香りのよさを楽しむことができる。
【名 称】
イネ科のタケのうち、小型のものを総称してササと呼ぶ。6~7月の頃の新葉を使用する。昔は乾燥笹を湯通しして使っていたが、近年は煮沸したのみの状態で包装真空パックになったものが市販されている。
一般的には笹の中でも熊笹を使用する。おもな産地は北海道、新潟県、長野県などで、雪国に多く分布している。防腐作用があるため、古くから饅頭、水大福、笹団子、葛餅、粽など夏の冷菓の包装に利用されている。
【保存と利用方法】
よく水洗いしてから水で戻して使用する。水で戻したものは、ラップで包めば冷凍保存することができる。笹の葉自体は食べることができない。代表的な菓子に笹粽がある。
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